個人的にはBlockquoteを使って区切りを入れるのが好きなのですが、管理者的にはどうなのだろう。

 雑誌型Blogについて。
 雑誌型Blogを設立する動機について、結構興味があります。
 リアル雑誌においては

  • 単発の記事(3ページとか)では流通に乗らない:パブリッシング
  • ライター、スタイリスト、カメラマンなどを束ねる管理者として:マネージメント
  • 専門分野に優れた記事を束ねることで、ある分野を網羅する:エディトリアル
  • 雑誌のブランド効果を狙う:ブランディング

 こういう効果があるでしょう。1+1+1=3、ではない効果ですね。


 Webにおいては、流通費用は無きに等しいので、要するにリンク集で構わないわけです。

多人数でテキストを作成する例として、最近好きなのは、
http://logistica.exblog.jp/
これ。サイト論サイトですが、それなりに名の通ったサイトが、同じ話題を違う切り口で見せてくれる、というのが意義ですね。これは、他の方法では実現が難しい*1もので、それがこのサイトの価値でしょう。少なくとも、私はこのサイトが更新されると、中身を見にいきます。


もう一つはこちら。限界小説書評。
http://www.so-net.ne.jp/e-novels/hyoron/genkai-shohyo-under.html
色々アレで色々ソレなのですが、「質の高い」(未定義)書評を、分担して発表しています。なにが素晴らしいかというと、それぞれが担当する書籍に言及するにとどまらず、ラノベやオタクという状況にまで何歩か踏み込んでいて、他の執筆者の見解にもコメントを加えているとことなんか。


ということで、sirouto2氏が目指すサイトのイメージと、その勝利条件は知りたいところです。

[nisemono_san]管理者的には

個人的には、blockquoteは引用だから、そういう使い方は嫌いだなあとしか言いようがないけれども。ただ、管理者の立場でいうと、そういう何を何に使うかは各人の勝手なので、それを管理人権限で止めさせようとは思っていません。

[sirouto2]RSSリーダで読まれたら負けだと思っている

sirouto2氏が目指すサイトのイメージと、その勝利条件は知りたいところです。

Blockquoteで区切ると見やすいけど、純粋な引用と区別がつかなくなりますね。こういう風にチャットみたいに発言者ごとに色分けする方法もありますが、ちょっとケバめですね。


それで、REVさんの質問に答えると、その二つの例は成功例ですが、パイの奪い合いにはたぶんならなくて、実はライバルはRSSリーダだと思っています。「リンク集で構わない」と同じような意味ですが。RSSリーダでは同じことが出来ないと思わせれば勝ちです。サイトのイメージというのは、「雑誌」という言葉を繰り返さないで違う言葉で言うと、「ブログ版コミケ」みたいなことをやりたいと思ってるんですね。


アニメをTSUTAYAで借りるのとコミケで同人誌を買うのは違う消費の仕方なんで(本当はとらとかメロンで両者は近づいているんだけど)、RSSリーダで定期的に読むというより、あるとき突発イベント的にドカンとみんな書いてみんな読んでくれるみたいな。祭りですね。そこでポイントのやり取りとか広告もあって、イベント開催者も続けていけるという。あるいは、小規模な雑誌が季刊で出すみたいなことかも。糸井重里くらい有名なら日刊でもいいんですけど。


こう普段は転載でダラダラ書いて、何かネットで話題が出たらみんなで対談する場所にするという。ひぐらしの神社に集会所とかあってダムに反対したり、あと夜祭をやったり、ああいう感じですね。あれ雑誌は? と思われるかもしれませんが、雑誌というのはフリーペーパー…というか同人誌のような感じで、結局寄り合い所帯ですね。ただ雑誌でもフリペでも同人でもパッケージはやはり大切で、その有り難味をどうやって出すかが悩みどころですね。

[nisemono_san]例えば、記者登録した各人が感銘を受けた批評の転載許可を貰ってきて、転載する形とか

コメントで書こうと思ってたのですが、せっかくここで話題が出たのでここで。RSSリーダーで出来ないことをやろうとしたのが人力検索だったり、あるいはソーシャルブックマークだったりするんじゃないのかなと俺は思っているのだけれども。要するに、RSSリーダーは自分の読んでおきたいサイトは拾ってきてくれるけど、読みたいサイトは拾ってきてくれないですよね(読みたいサイトは検索とかして見つけてこなくてはならなくて)。ですから、各人がブログを転載するのはラディカルなんだけど、結果として雑誌としての読み捨てられ方は進むと思っています。例えば少年ジャンプ問題とか、この著者がお気に入りというのならば少年ジャンプを買うのではなくて、その作品の単行本が出るまで待とう、みたいな。むしろそうではなくて、自分の面白いものを面白いということを伝えるためには輸入作業というほうが結構ラディカルな気はしますね。

[sirouto2]ここにあった記事が消失

書いた記事を簡潔に要約すると、記者制というよりライター制というか、今は私だけが転載する形だけど、だれでもポイントを払えば転載できるという風にしたいです。もっと言うと、普段のブログも「はてなライターリング」とか作って、ポイントを払えば転載可というのを分かりやすく示しておけば、コピペする手間すらないわけです。投げ銭から一歩先に進んで、対価としてポイントをもらうわけです。更にブログの古い記事が消えていくとかにすれば、カンパソフトに対して試用期限が決まっているシェアソフトみたいな位置づけになりますね。

*1:駄文ニュース氏の素晴らしいリンク集あたり?