sirouto2氏は、祭りを開きたいのかな?コミュニティー外の参加を促すような祭り。
 nisemono_san氏のアイディアは、似たようなものを考えました。雑誌のコンセプトを決め、特集を決め、特集に沿った記事を見つけて著者と交渉し、修正してUp.


 祭りといえば、分裂勘違い君劇場、など、エントリー当たりのPVが一万を超え、莫大なコメントを寄せられた単独劇場。
 http://d.hatena.ne.jp/./fromdusktildawn/
 おりこん、オリジナルSSコンペは、100近い投稿が寄せられたSSコンペで、KANON SSコンペは、数百の応募が寄せられたオバケ規格でした。
 http://text.ivory.ne.jp/ori2/
 こちらは、客がいるから応募する、応募したから客になる、みたいな。

 

[sirouto2]VIP的なもの

>特集に沿った記事を見つけて著者と交渉し
募集する記事を立てて、そこにトラックバックを打ってもらうとか、そういうやり方もありますね。交渉というかどっか取材に行くとかやりたいんですけど、コストが掛かるものは続きそうにない気がします。
>分裂勘違い君劇場
それは単に人気ブロガーに人が集まっているんでしょう。それから、例えばホリエモンとかKANONは元々人が集まるネタですから。
じゃ何がやりたいのかというと、ただ人数が多いだけではなくて、量を質に転化したいんです。色々な人が集まることで、思いつきにパッケージを与えられたらと思います。例えば、VIPで思いつきでスレが立って、人が多いために技術を持ってる人も中にはいて、それで企画が実現してしまうという。それをもう少しソフィスティケートしたいわけです。

[catfist]祭りを「開催する」

 つまり、偶然に頼らず、ということでしょうか。うーん、必要な要素は、知名度、方向性、一定以上の規模、かなあ。つまり、“そこ”で何か議論が提起されていることが知られていて、議題が整理されていて、書き込む人がそれなりにいる、という状態。
 常に混沌状態のVIPでおもしろい祭りが起きうるのは、下手なネタが数撃たれて当たってるんでしょうね。

sirouto2氏は、祭りを開きたいのかな?コミュニティー外の参加を促すような祭り。

 というのは、俺はコミュニティーをあまり固定したくないのかなーと思いますけど、どうなんでしょ。各人が、状態としてホットなときにのみ参加する、結果として中心地では継続的に祭りを開催しうる……という。それこそフリーライターみたいな感じで。

[mizunotori]うはwww編集の衝突www

思い出しながら、もう一度書いてみる。


個人的には、デイリーポータルZのオタク版を目指せばいいような気がしないでもない。
分裂勘違い君劇場には、ネタ臭漂うエントリに「よし釣られてやるか」という人がいた。VIPには、>>1の思いつきに「よし実現してやるか」という人がいる。そういう空気が形成されているのが成功の要因。彼らは騒ぎたいだけであって、報酬をもらいたいわけではない。祭りを起こしたいなら、良い企画者(=ブログの編集人)を集めた場所に、多くの参加者(=エントリへの言及者)を呼び込むだけでいい。下手にシステマチックにすると祭りは起こらない。
くだらない思いつきはくだらないところがいいのであって、その形を整えて報酬を与えて…とやれば、くだらなさが消えてしまう危険性がある。金が絡んだ時点で「ネタ」は「マジ」になってしまう。
sirouto2さんは「VIP」を目指しているのですか、それとも「VIPブログ」を目指しているのですか。


関係ないけど、旬の過ぎた過去のエントリを雑誌ブログの方に転載してまた人を呼び込む…とか考えると非常にあざとい。

[sirouto2]批判に答える

“そこ”で何か議論が提起されていることが知られていて、議題が整理されていて、書き込む人がそれなりにいる、という状態。

でもここも既にそういう状態なんじゃないですか。

各人が、状態としてホットなときにのみ参加する、結果として中心地では継続的に祭りを開催しうる……という。それこそフリーライターみたいな感じで。

そうです。最終的には私がいなくても運営が回っていく位が理想ですね。まあそこまで規模は大きくならないでしょうけど。原稿即売会というか、はてなライターギルドみたいなイメージはありますね。

デイリーポータルZのオタク版

ああそれはやりたいですよね。あれが実写じゃなくてアニメ絵バージョンでやりたいといつも思ってました。「セイバーメイド喫茶に行くの巻」とか「雛見沢潜入取材」みたいな。一度見てみたい。

ステマチックにすると祭りは起こらない。

もっともです。いつも核心を突きますね。ただ、確かに祭り自体は自然発生だけれども、それを提供する場所は人為的に作れる、例えばVIPもVIP板というインフラが最初にあるわけです。

「VIP」を目指しているのですか、それとも「VIPブログ」を目指しているのですか。

これも良い質問ですね。VIP板自体を運営できればいいんですが、まあ現実にはVIPBLOGの規模が百分の一版みたいなものになるでしょうね。

旬の過ぎた過去のエントリを雑誌ブログの方に転載してまた人を呼び込む…とか考えると非常にあざとい。

そうですか。マンガ雑誌の連載が単行本化するのは普通ですね。それにそれがなかったら、原稿料はアシスタント代に消えるマンガ家は、飯を食っていけないという話も聞きますね。

[mizunotori]

もしかすると、個人サイトやブログを既に持っている人よりも、「いまからブログを始めたい層」に向けて訴えたほうがいいのかな。「ブログを始めるなら、萌理マガジンで始めたほうが初期読者が多くてお得!」みたいな宣伝。そっちの方が人が集まりそうな予感。
…そうなるとsirouto2さんの目指す方向からは少しズレるかな?


「あざとい」というのは、まあ、特に批判の意図は無いのですよ。ブログを盛り上げたいのなら存分にあざとくなればいいと思います。ただ、私はなかなかあざとくなれないというか、あざとくなるのに「照れ」が入るもので。いちど「これってあざといよね!」と予防線を張っておかないと、あざとくなれないのです。お気になさらず。

[catfist]

“そこ”で何か議論が提起されていることが知られていて、議題が整理されていて、書き込む人がそれなりにいる、という状態。

でもここも既にそういう状態なんじゃないですか。

 これは書きながらそうかもなーとは思ったんですけど、ここは雑誌というよりは同人誌的かなと思います。少々考えと言葉が足りなかったので整理しますと、

  • “そこ”で何か議論が提起されていることが知られていて
    • あとは単純に知名度の問題ですね。
  • 議題が整理されていて
    • コミュニティの緩さ、参入障壁の低さを前提とした上である程度のコントロールを求めるとすれば、積極的に方向性を定める“編集長”が必要ではないかと思いました。特定個人である必要はありませんが。より消極的に、面白い記事を集めてくるというヒラ編集レベルの裁量でそれが可能かというと、難しいんじゃないかと。
  • 書き込む人がそれなりにいる
    • メンバーを固定しないという前提で、ですね。我々は倒錯社の運営に対していわば責任を負っているわけで、面白かったら取り上げますというようなスタンスではまた別でしょう。その場合はまさにREVさんの言う“ブランド”が重要になってくるでしょうね。

 編集側の裁量権、という一点において俺とsirouto2さんの間でかなり認識の相違があるように感じます。単純に面白い記事を集める、ということになると自動的な仕組みが現状でもかなりありますし、今後も出てくるでしょう。そこであえてブランド力をいうか求心力みたいなものを求める、RSSリーダで読まれたら負けとか、ポイントとかもそうかと思いますけど、そういうことをするんなら積極的に仕掛けていくことが必要かと。