オタクとデータベース化*3

このタイトルはzoniaさん提唱の「オタクに関する学問の体系化」をもう少し平たく言ったものです。しかもそこにオタクが茸るための方法も詰まってます。つまり、マンガとかアニメとかが段々成熟するにつれて、「最近○○がパターン化してね?」という印象があって、それで「今のアニメ(ゲーム)はつまらない論」みたいな話になるわけです。

それを東浩紀はデータベース化して動物化するみたいに言うわけですが、私的には実は逆だと思う。データベース(DB)と呼ぶほど体系化してなくて、ただの馬鹿一(ああなればこうなる式)で、しかもメイドを出しとけばいいみたいなユルイ萌えとつながっていて、だから陳腐なのであって、しかし徹底的にデータベース化すれば逆に可能性が開けると思いますね。


DBといっても単にコピペをあちこちで見るというレベルで、ブログで何か記事を書くときにちゃんとしたデータみたいなのを取ろうと思ってググってもと意外となくて、単に憶測で書くことが多くて、それによってカラオケ化というか、個々のブログで気持ち良く歌っているだけの現状になっているような気がします。


コピペの流行はフローですが、DBはストックです。REVさんがエロゲの売上げとかグループで整理されていますが、ああいうものが発展していったときに、全然ブロガーではない人も参照して、よくある失敗とかが繰り返されなければ何かが向上すると思う。現状ではブロガーは好き勝手に喋ってるだけで、アニメなりラノベなりエロゲなりのジャンルの発展に影響したりはしないけど、そこら辺で生産性が出たらいいなと思います。